パーソナルカラー診断の結果にモヤモヤした話

 

今や雑誌でもネットでもパーソナルカラーの自己診断はたくさんあるけれど、どれも「自分ではどちらとも言えない」と思うような項目が多い。私自身も、自分で似合うと思っている(あるいは友人から似合うと言われる)色が実は「見慣れてる・着慣れてる」からそう感じているだけなのかも?と疑問を抱き、プロにお任せしようと決めた。

しかし、どこのサロンも予約が1ヶ月以上先だったりする盛況っぷり。お値段もお手頃とは言えないサロンが多いので、予約するのもなかなか気軽なものではない。そこで、私が行ってみて感じたことをここにまとめてみた。興味ある人・診断結果にモヤモヤしている人たちの参考になれば。

 

・一人で行った方がいい

2人以上で受けることができるシステムがあるサロンは多いけれど、断然一人で行くのが良い。

アナリストさんはプロの方なので、基本的にはパーソナルカラーシステムに基づいて客観的な判断をしてくれるが、複数人を一緒に見ているとどうしても相対的な判断は入ってきてしまうと思う。例えば、ブルベのテンプレと言わんばかりの"超ブルベ"な人と、一見黄味肌だけど血色はブルベっぽかったり…というなんとも微妙な人が2人で来た時。映える色とそうでない色が明確にわかりやすいのは前者で、後者は「どっちも大して変わらないような…?」というドレープが多々あるのだ。けれど、そうなると後者への判断が無意識のうちに前者との相対的なものになってくる恐れがある。どちらかがわかりやすく振り切っている要素を持つ場合は特に、もう一方は相対的に見た判断をされるリスクが高い。繊細な判断をしてほしいのなら、勇気を出して1人で行くことをおすすめする。

 

"ベストカラー"に縛られてはいけない

アナリストさんに「こちらのドレープの方が映えますね」と言われたけれど、正直もう一方のほうが綺麗に見えたんだけどなー…?と思うこともある。「映える」という基準が、パーソナルカラーシステム上の定義と個々の美的センスとでは違うのだから、当然である。例えば顔の立体感についての定義は「立体感があり小顔に見える」が良しとされ、「平面的でぼんやりふんわりしたフェイスラインに見える」のはNGカラーになる。しかし、もし目鼻立ちがくっきりしていてキリッとした顔にコンプレックスを持つ人からしたら、後者の方が「なりたい自分」かもしれない。「これは子供っぽいですね」と却下された色も、少女っぽさを出したい人にしたら「それがいいんだよ!?」と思うかもしれない。だから、アナリストさんの判断は「定義上のもの」として受け入れつつ、却下されたけど自分的にいいなと思った色も「パーソナルカラーの定義上ではベストではないけど、なりたい自分に近づける色」として取り入れていけばいいのだ。特に日常生活では、人柄や声や口調や表情などあらゆる要素が入った上で「似合う・似合わない」と判断されているから、システムとは判断基準が違ってくるはずだ。だから、パーソナルカラーシステムに基づいた判断ではそうだとしても「ベストカラー以外は似合わない」ということではない。好きな色や似合うと思っていた色がベストカラーに入らずとも、「このシステムの基準ではそうらしい」くらいに受け止めれば良い。

そもそもこのシステムは4分類だろうが16分類だろうが、いくつかの要素から統計的に似合うことが多いとされるタイプに押し込められる分類理論。個性や好みは無視されるのだ(逆にその辺を配慮してしまうと、システムとして無意味。)。ただただ宗教のごとくベストカラーだけを身に着けるのでは、季節感もなければ個性もない、おまけに自分がなりたい自分でもない…誰得??なことになってしまう。

ラーがどのグループであろうと、身に着けたい色・柄・系統・なりたい自分像を貫いて良いのだ。その中で、色選びやコーディネートに迷った時の基準として「あのシステム上では、自分にはこうした方が合いやすい」という知識を持っていると、より良い判断ができるかもしれない。そういう風に生かせばいいのだ。どうか「ベストカラー以外は買わない」だなんてオシャレの幅を狭めてしまうようなことはしないでほしい。

 

・「顔が著しく映えない色」の扱い

ドレープをあててみて、自他ともに認めるレベルで"顔が著しく映えなかった色"があると「全く似合わない」「この色は金輪際ふれないほうがいい」ばりの言い方をするアナリストさんもいるので、診断を受けて悲しい気持ちになってしまった方もいるかもしれない。しかし、カラー診断の基準は「顔周りに持ってくる色として」「その色の単色のドレスを着るとして」映えるかどうかというところなのだ。つまりそのような色は、ボトムスやカーディガンなどに持ってきたり、顔が映える色の襟やスカーフで顔周りにワンクッションおけば、問題なく似合う場合が多い。扱いさえ気をつければ、パーソナルカラーシステム上は「似合わない」としても、周囲からみたら「似合う色」になりうるのだ。「似合わない色は身に着けてはいけない」ではなくて「似合わない色の扱いを工夫しよう」ということを学べるのがカラー診断。自分の好きな色をアナリストさんに「この色は難しそうですね…」なんて渋い顔をされても、どうかあきらめず好きな色を貫いてほしい。

(顔が映えない色は、ネイルやリップに使う場合も扱い要注意♪)

 

以上が、私が何度か受けて感じたこと。

 

私も最初は「え、この色ダメ…?」「似合うからってこんな色の服きたくないよー…」「そういう系統全く好きじゃない…」「こんなチークの色、全然可愛くない!」と勧められたお洋服やコスメを見てテンションが下がったりくちである。だけど、今は自分のPC属性にこだわらず、好きな服をどう組み合わせたらもっと綺麗に着こなせるかを考えたり、今まであまり手を出さなかった系統も「どうやら似合うらしい?」ということで挑戦してみたり、診断結果をポジティブに楽しんでいる。

 

診断結果に気を落とされている方も・これから受ける上で「自分の好きな色がベストカラーではなかったら…」と心配している方も、どうかポジティブに楽しんでほしい。