オタ活 withコロナなんて無理

コロナで色々なイベントが中止になったり無観客・オンライン開催になったりして半年以上経ったでしょうか。みなさまどのような形でオタ活していますか。

 

私はありがたいことに、俳優さんやタレントさんやスポーツチームなど各方面の推しがオンラインでファンミーティングをしてくれる機会がちょくちょくあります。公式で「ファンミーティング」と名のつくもの以外にも個人的にインスタライブやツイキャスなどの類で自宅から配信をしてくれたりとかもあったし、オンライン朗読劇みたいなコンテンツをやってくれたりもしたし、この状況の中では比較的オタ活の機会に恵まれているように思います。

しかし最初の頃は「今日は何時からオンラインイベントある!」と張り切って予定を空けて視聴していたものの、段々と何かの片手間に視聴するようになり、徐々にそういったファンミや配信を見なくなってしまいました。オンラインならチケ発を頑張らなくてもいいし、私は大して喋り上手でもない推しがダラダラ喋ってるだけのファンミだってすごく楽しめるタイプの人間だし、なんなら下手に後方の席で参加するよりもオンラインの方が顔だってよく見えるのに、なぜかオンラインだと興味が失われてしまうのです。今となってはアーカイブで視聴して後から興味がある部分のみをパパッと見るだけ。告知ブログをうっかり逃していていつの間にか過ぎてしまうことも少なくないです。

 

オンラインファンミは現場以上に他のファンの存在が気になることが多いです。コメントするにもアカウント名とかアイコン画像とかが人目に触れるから気を使うし、コメントする人たちが「いつもの目立つ人たち」みたいな内輪で出来上がっており排他的な空気になっていたりもしますよね。コメントしないにしてもリアルなファンミなら「その他大勢」として笑ったり頷いたりして演者に対してリアクションが取れるけどオンラインではそういう微妙な反応ができなくて、そんな「その他大勢」にすらなれないならリアルタイムで見る意味もないし…。場合によっては多く課金した人たちが配信者に対してだけではなくその他の視聴者に対しても強く主張される形になっていて、ホストクラブのシャンパンコール合戦のようにギラギラしていたり。どうも居心地が悪く感じてしまうことが多いのです。

舞台や試合のオンライン観戦に関しては他の視聴者について気になる事はないですが、自分が追いたいところをカメラが追ってくれるとは限らないというデメリットがあるし(普段自分が見ないところが抜かれたりして新しい発見もありますが…)、何より現場がコンテンツに集中して楽しむために与えられる「非日常」な空間なのに対し、自宅でのオンライン視聴は「日常」の一部で画面越しに見ますよね。だから臨場感が全然違うんです。現場なら緊張感があるはずの場面でも、生活音の中でいつでも冷蔵庫に飲み物をとりに行けるし自由にトイレに行けてしまうしスマホもいじり放題。なかなか集中して楽しめません。

 

やっぱり、早くから身支度してメンバーカラーとかチームカラーのものを身につけて、見た目も中身も応援するモードになって現場に行くのが良いのですよね。家で部屋着にすっぴんのままなんとなくダラダラ見てるのでは1000%楽しみきれない。やっと、マスク必須だったり人数や応援の仕方に制限があったりと条件付きではありながらも現場に行けるようになっては来ましたが、まだこの先どうなるかわかりません。少しでも早く、今までのように現場に行けますようにと願うばかりです。

 

余談ですが、これだけは「オンラインめっちゃいいな!」と思ったことがありまして…自粛中に好きなテーマパークダンサーさんのダンスのオンラインレッスンがありました。普段はダンススクールでの授業を中心に教えていて、不定期で個人でスタジオを借りてSNSで告知してレッスンをされているのですが、基本的にスクール以外でのレッスンも参加者はスクールでの教え子さんやダンサー目指している人ばかりなので、とてもじゃないけれど私のような何の所縁もない技術もない右も左もわからぬ素人が「ちょっとやってみたい」で突然行ける空気ではありません。ところが、オンラインレッスンでしたら先生にお金さえ振り込めばあとは配信を視聴しながら自宅で人目も気にせずダンスすればいいだけだったので、この機会に受講できてとても嬉しかったです。オンラインレッスンはは緊急事態宣言中の苦肉の策だったようですが、私としてはこういう機会がまたあれば嬉しいなと思います。