フェイスラインのしこりニキビと闘っている話

私は10代の頃からずっとニキビに悩んでいて、かなりコンプレックスでした。顔の色んなところにできる思春期ニキビから間を開けずにホルモンバランスなどの関係の口周りの痛いニキビに悩むようになり、生理前のニキビが治る頃には次の生理前になっている…というのを繰り返していました。コンシーラーやファンデを塗っても隠しきれないボコボコ感、本当にコンプレックスでメイクしながらいつも泣きそうだったし、人に至近距離で会うのも本当に怖かった。「普通にしてれば荒れるわけない(=荒れてる人は不摂生やケア不足)」という感覚の人からは心ない言葉を言われることもあったし、一緒にいる子達の中で「●●ちゃんって肌綺麗〜!」とかいう話題になるたびに居心地が悪くて死にそうな気持ちだった。

そんなニキビとの戦いの記録と年齢・肌状態ごとに効果的だったアイテムを紹介したいと思います。同じような悩みの方に参考になれば。10代の頃のことはあまり細かく覚えてないし昔すぎて商品の仕様も変わっていると思うので割愛します…

 

20代前半

生理前と思春期ニキビの狭間の頃に効果を感じられたのがタカミスキンピールでした。これは自分なりに自分の肌の状態を色々検索したりして調べてみて「今までオイリー肌だと思ってたけど自分はもしかしてインナードライかも」「そしておそらくターンオーバーが上手くいっていない」と自覚した頃に使ってみたのですが、「ニキビが治る」というようなニキビに対する特効的な効果ではなくて、肌全体が綺麗になってきてニキビも出来にくくなるようなイメージでした。これを使った時は「肌が綺麗だね」と友人に言われたりしました。ちなみに保湿にはインナードライ肌には定番のオルビスのアクアフォースシリーズを使っていました。この組み合わせでかなり肌全体が改善された感じはしました。ちなみに皮膚科でのニキビ治療にはディフェリンを処方されていました。

 

20代半ば

ニキビが思春期ニキビから完全にホルモンバランスの乱れからくる大人ニキビな感じに移行。口周りの赤くて痛いニキビです。久々にタカミスキンピール(学生の頃はバイトの状況次第でお金がない時期もあったりして結局継続できていなかった)を買ってみたら、私の肌状態もまた変わっていたのかあまり効果を感じませんでした。そして次に現れた救世主は定番中の定番ですが、アルビオンの乳液スキコンでした。これは公式で公認している通販はないので店頭に行くことがおすすめ。それに「アルビオンの乳液」って呼称で有名だけど実はその乳液の種類も色々あるし、スタッフの方に相談して使い方を習いながら購入するのがおすすめです。このセットを使うと肌の水分量が増えてる感じがするし、お肌が落ち着く感じがします。今も普段使いではないのですが花粉や季節の変わり目などでお肌のゆらぎの予兆を察知すると、いったんこちらに切り替えています。お守りみたいな感じ。ケチらず使うのがポイント。

 

現在(30歳)

顔のニキビがあまり出来なくなりました。年齢的に落ち着いてきたのかな。スキンケアはIHADA白色ワセリンです。デパコスの高いスキンケアもあれこれ試したけれど、結局のところ高須先生が「スキンケアなんてワセリン塗っときゃいい」みたいな発言をよくされていたように、私もスキンケアはあれこれ機能を求めるよりまずシンプルに保湿しようと考えてこの組み合わせに辿り着きました。白色ワセリンは普通のスキンケアみたいな量で塗るとベタベタでとんでもないことになるので、ほんの少量を手の平に伸ばして、その手を顔に押し当てていくような感じで塗っています。

 

現在の闘い・フェイスラインのしこりニキビ

 だがしかし!万年肌荒れマンの私がそのまま「年齢とともに肌悩みがなくなりました!」とかなるわけないんですよ。確かに顔のニキビ「は」落ち着きました。しかし現在は生理前のニキビより何より手強い敵、フェイスラインのしこりニキビ群と闘っております。これは春頃の花粉時期に現れる顔まわりのプツプツ(色味もなくて触らなければ気づかないレベル)から始まり、夏に汗や皮脂などで成長していき、秋にはまた花粉も相まってしっかりと大きなしこりになっているのです。もちろん、私はこれを数年繰り返してきたため、春の時点で皮膚科に行ったり対策もしているのですが、どうもこの悪化が食い止められないのです。

今は皮膚科でべピオゲルを処方されていますが、正直なところそんなに薬が効いている感じがしないんです。新しくニキビが出来るわけではないけれど現存のものは普通に悪化していく状況。皮膚科の先生には「経過は順調、気長にゆっくり直しましょう」なんて言われるけど、その頃には次の春がきちゃうじゃないですか…!しかしなんと先生曰く「もっと早く治したいなら美容皮膚科でケミカルピーリングをやると少し治りが早いかも」とのこと。それを早く言って欲しかった!でも美容皮膚科の予約って取りにくいし仕事の予定との兼ね合いもあるとちょっと面倒なんですよね。

そこで気休め程度にやってみたのがセラコスメティックのセルフピーリングセットです。グリコール酸12%と自宅用にしてはかなり高濃度なところに惹かれて買ってみました。容器が小さく感じますが、一度に使う量がそんなに多くないし、1週間くらいあけて使うものなので意外と使える量です。そしてこれが本当に効果的で、フェイスラインの頑固なしこりニキビが急激に改善されてきました(現在、1週間開けて2度使用)。ピーリング後は美容液の効果なども出やすいようなので、併用しているThe Ordinaryの美容液ビタミンCクリームも結構効いてるかも。しこりニキビが明らかに落ち着いてきてついに終わりが見えてきた感じがする…!以前、デコルテ部分のピーリングを美容皮膚科で受けていたことがありますけれど、体感的に似たような効果が得られていると感じます。

もちろん日程と予算的に美容皮膚科に行く余裕がある人はその方が良いとは思うんですけれど、私はこのセルフピーリングにかなり助けられました。AHA配合のスキンケアや消しゴムのカスみたいなのが出てくるピーリングジェルで「????」ってなっていた人にも、これは本当におすすめしたい…!

 

以上がこの十年の私のニキビとの闘いの中でのおすすめ品です。人によって効果がある商品って違うと思うんですけど、私の経験が誰かの役に立ったらいいなぁ。