お祝儀袋に書く自分の名前が下手すぎて頭を抱える大人たちへ捧ぐ。

私は字が下手である。

子ども頃は、大人の綺麗な字を見て「自分も大人になったらそういう字が書けるようになるものだ」と思っていたのだけれど実際は何の努力もせずに突然変異で字がきれいになるわけもなく、今もなんとも言えない不格好な字を書いている。ギャル文字みたいに崩れているわけでもなく、硬筆のお手本のように美しい字でもなく、なんというか「丸文字の人が頑張って綺麗に書こうとした不格好な字」という感じ。

 

中高時代はプリクラの落書きにあるような可愛い字体も憧れたけれどそうもなりきれず何となく定着した丸文字を書いていた。大学時代はほとんどPC入力のことが多く、テストなどは読めればいいやという感じであまり自分の字を意識していなかった。

最初に「自分の字が不格好で恥ずかしい!」という事実に直面したのは就職活動の履歴書を書いた時。上手く書けないのでもう途中から手書きはあきらめてPCで打った。(履歴書は手書きか打ち込みか論争あるけど個人的にはPCで打ったから不利になったと感じたことはないし、会社側の人間としても「読みやすければどちらでも」と思っている。)そしてせめて入社までには字を綺麗にしようと思いペン字の練習テキストを買って練習してみたものの、お手本があればきれいに書けるけれどお手本から離れるとたちまちバランスを崩してしまい、丁寧さとバランスの悪さが共存した「字の綺麗めの小学生男子」みたいな絶妙に不格好な字になってしまうのだった。それならもともとの丸文字のほうがまだバランスが保てていて断然読みやすく、結局字は改善されないまま今に至る。

会社に入ってからはまた手書きの文字とはほぼ無縁な生活を送っていたのでそれでも困ることはなかったけれど、アラサーになり度々自分の字の不格好さに悩まされるのがご祝儀袋に名前を書く時。子供みたいな字と綺麗なご祝儀袋や着飾った自分とがミスマッチで、自分の字の下手さがすごく恥ずかしくなる。新郎新婦や受付の人は忙しくてそんなにいちいち名前の綺麗さなんて見ないと思うけれど、やはりすごく恥ずかしいものだ。

 

 

そんな中、こんな商品を見つけました。慶弔用のおなまえスタンプ。

 

 


 

 

こんなのあるなら最初からこれ買ってればよかった…!これで少なくともご祝儀袋の文字で悲しい気持ちになることはなくなる。

 

とはいえ根本的な解決にはならないので、私はこれを機にまたたボールペン字の練習に再チャレンジしようと思う。いくら着飾って美容に気を使って綺麗な大人の女性になれても、何かの受付とか署名とかで書いた文字が子供みたいな字だと情けないものね。逆に多少バカっぽい印象を抱かれていても字が綺麗だと印象爆上がりじゃないですか。やはり字が上手くかけることって大きな魅力の一つよね。