「店員さん」を「定員さん」と書く人が気持ち悪い

ネット上での投稿を見ていると「店員」を「定員」と打つ人が結構多くていつも気になってしまう。正しい言葉は知っているけれど敢えて話し言葉として崩しているとか、読み方が同じものをうっかり誤変換してしまうならばそこまで気にならないけれど、小学生で習う漢字で構成されていてしかも一般的によくつかわれている言葉なのにずっと間違いに気づかずに堂々とそれらを連発していることがすごく気持ち悪く感じる。

 

「店員」と「定員」は発音が似ているだけで、意味はまったく違う。この2つの言葉が混同してしまったら、全く意味が通じない(実際は誤字であろうと読み手が推測するから意味がわかるけど)。漢字を習う前くらいの子供がどちらも「てーいん」という音で覚えて混同してしまうのはよくあることだろうしわかるけど、いい大人が「店員(てんいん)」と「定員(ていいん)」の区別ができないのはどうしてなのだろう。「店」は小2、「員」は小3で習う漢字だし、それなりによく使っている言葉だろうに。普段「定員さん」と書いている人は、「店員さん」という文字は読めないのだろうか。「このエレベーターの定員は○名です」という文をどのように捉えるのだろう。

 

文章を読んでいても、「店員・定員」「延々・永遠」…あとは「気をつける・きおつける・きよつける」とか「言う・ゆう」あたりの間違いを投稿している人をみると、内容には何の問題もなく丁寧な敬語だったとしても「この人マトモじゃない」と思ってしまう。もうこれ、教養とか語彙力とかいう問題じゃなくて、注意力のなさとかそういう点で異次元すぎてすごく気持ち悪い。傘の柄部分を横に持ってブンブン振って歩く人に遭遇した時と同じくらい「うわっ…」ってなる。

 

しかし匿名の掲示板だとそういう誤字があれば指摘されているのを見かけるけれど、友達とかだと指摘しにくいものですね。嫌な気持ちにさせてしまいそうだし、伝え方が難しい。「いちいち細かいことを言う嫌な人」という扱いをされかねない。言葉が間違っていても意味をくみ取って流してあげるのが大人同士の付き合いなのかなって思うけれど、それもある意味冷たいですよね…。なんだろう、鼻毛が出てる時に指摘するのは親切なのか否か問題的な…。まあ(関係良好な)両親や配偶者あたりが気付いたら教えてあげてくれ…という感じなのかな。私も両親や彼からの指摘なら、ひねくれたり恥ずかしがったりせずに「えーー!がーん!そうだったの!?」くらいで直せそう。